念一叨

残り火
{Verse 1}

雨に歌れて 何故か悲しげな
花は 蔭ろう 秋は 気まぐれ
街の灯りが 蒼く滲むのは
今は戻らぬ あなた/の/所[せ]為[い]/よ

{Hook 1}

だけど私は 今此処に有る
愛の残り火で 色褪せた枯葉を
燃やし乍ら
過ぎた日の温もり
手/探[さぐ]り/で 探してる
人は季節に踊る迷い子

{Verse 2}

胸に残された 古い傷跡を
抱いて息づく 恋は黄昏
そして春を恋う 寒い涙さえ
今は便れぬ 行き/摺[ず]り/の/友

{Hook 2}

だから私は 今もう一度
廻り来る季節の あら波に 小舟を
浮かべ乍ら
あなたの知らない
誰かに身を寄せ
夢路を辿るの あなたを忘れて

{ }

{Hook 2}